映画『ミスター・ダイナマイト』

有料会員サービスのアマゾンプライムで見た。

ジェームス・ブラウンの人生を追った話です。副題は『ザ・ライジング・オブ・ジェームス・ブラウン

監督はアレックス・ギブニー。

プロデューサーの一人はストーンズミック・ジャガーだった。

子供の時代は、極貧生活をしていた。

子供のころ、売買宿でポン引きをしていた。

15歳の時、服を盗み懲役8年の刑を受けていた。

子供の頃から自分で作った歌を歌ってたり、兵隊の前で踊って小遣いを稼いでいた。

仮釈放の時、ボビー・バードのバンドにひろわれる。フエイマス・フレイムスというバンドに参加する。

歌のベースはゴスペル、独自の熱いアップテンポの突き動かすリズム、躍動感で、練習の時には、人だかりができた。

ファンク、ソウルミュージックを作った。けれども、彼は楽譜を読めない。人種差別で浮かび上がるはずのない時代に実力、大衆の関心を読むことで大成功を勝ち取る。

彼の作曲は、歌で曲の感じを口で伝えてバンドに聞かせて、プロのバンドミュージシャンがこんな感じかとつないでいく。

ルイ・ジョーダンなどを聞いていた。

 

黒人の人種解放運動のルーサー・キングの亡くなったあとのコンサートは暴動寸前の中行われていた。

白人の歌手だけだったエド・サリバンショーにも、出演する。

アメリカの音楽史の政治史を変えていく。ラジオ、テレビと大衆に売っていく。

ラジオ局の前で靴磨きしていた少年が、ラジオ局を所有するようになる。

 

アボロ劇場のコンサートをミック・ジャガーは見ていた。ミック・ジャガーはブラウンとタミーショウというテレビで共演していた。ミック・ジャガーは、インタビューで、彼のコンサートで独特の振り付け、ダンスで大衆を操作する仕方を学んだと答えている。

 

マイケル・ジャクソン、プリンスなどもジェームス・ブラウンの影響を受けた。

ラップなどはジェームズ氏がいないと存在しなかった。

 

政治では党でなく人を支持していた。

ニクソン大統領を支持していた。

最近、カニエ・ウェストもトランプ支持を表明している。

 

最近、FMラジオでクレージーケンバンド横山健氏は若かりしころ、新しい母親にブラウンの『セックス・マシーン』のアルバムをいただいた話をされていた。

 

見る価値十分の音楽ドキュメントだった。

星5