『 毛皮のマリー』観た。

2019年4月18日、新国立劇場の中ホールにて寺山修司作品、美輪明宏主演、麿赤兒出演の『 毛皮のマリー』を観に行った。

久しぶりの演劇を見た。

寺山修司の作品はずいぶん前、学生時代にシナリオを図書館から借りて読んだ。

寺山修司(1935~1983)歌人、劇作家、劇団主宰者

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BA%E5%B1%B1%E4%BF%AE%E5%8F%B8

実験演劇室『 天井桟敷

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E4%BA%95%E6%A1%9F%E6%95%B7_(%E5%8A%87%E5%9B%A3)

商業演劇、既存の演劇に対抗したアングラ、アンダーグラウンドの演劇を率いた。

その活動は文芸ならず社会にゲリラ的にパーフォーマンスをして警察ざたになったりすごかったらしい。

全く今の闘争などは想像がはつかない時代ではある。当時、三島由紀夫と並ぶ伝説の奇才だった。

彼の故郷、青森県三沢市には寺山修司記念館がある。私は1度行ったことがある、

三沢基地の近くにある。

彼の作品の紹介がされていた。

野外にパーフォーマンス出来るスペースなどがあった。ただ残念なのは街から少し離れていた。

なかなか、寺山修司の作品は見る機会がなかった。

今回、新国立劇場で公演があるので見てきた。

毛皮のマリー』は美輪明宏のために書かれていた。

遠い昔に読んだので内容は忘れてた。

パンフレットを今回購入した。

パンフレットには、当時の天井桟敷の公演の熱気や寺山修司美輪明宏がこの作品の真意を聞いた話、美輪明宏麿赤兒の対談が載っていた。

演劇界の重鎮の二人の対談は非常によかった。

新宿の道を隔て天井桟敷状況劇場の当時を語っていた。

客席は年寄りが多いかと思ったがいないことは無い。驚いたことに、観客席は圧倒的に若い女性が多かつた。

また、男性は女装ぽい人、ゲイ能人?という感じの芸術家ぼい人もいた。

会場には花輪がすごかった。

テレビ局の社長さんの花輪?はモニュメントみたいな形をしていた。


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本当を言うと、昼間の二時にやるストーリーではない。

当時の時代の必然性から作品は誕生しているので若い人には分かったかな、とかなり疑問ではある。

美輪明宏麿赤兒の演技はよかった。

歳はさすがに感じさせる。けれども、二人に代わる演劇人はというと?となる。

久しぶりの演劇だったが見たかった寺山修司の伝説の作品、美輪明宏麿赤兒の演技、周りの俳優陣もさすがと言わざるを得ない。

パンフレットによると美輪明宏主演でパルコ劇場で過去に何回か公演をしていた。

これ程の名作を今まで見てなかったのはまずいと反省した。

 

チケットは今回もファミマの端末からでした。