コロナ騒ぎでもう半年は電車に乗っていない。
地上波のテレビを見る人はかなり多そうだ。
ドラマ半沢直樹は、毎週見るのが楽しみになっている。
リアリティのあるドラマ設定でいかにもありそうなストーリーが架空の世界を現実の様に感じさせる。
苦境に立たされる半沢直樹は、憎々しい対抗者を大逆転で難局を乗り越えていく。
倍返しは、たしかに、ドラマでは痛快だ。
けれども、倍返しは倫理的にはマズイ事だ。
「目には目を、歯には歯を」というキリスト教的な考えはある。
報復の倍返しは、相手を戦争などで壊滅的に生存を危うくしてしまう。
そういう生物的な制御機能の考えはある。
勧善懲悪のストーリーを日本人は好む。
歌舞伎の様な明快な良い人役、悪役のストーリーは単純で観やすい。
悪い人は、ドラマの世界や歌舞伎の世界とは現実は違う。
また、時代や立場、場所によっては、正しいことさえ変わってくる。
昔はあたりまえで皆んなが正しいということが、今は違うこともある。
半沢直樹は、たしかに面白いが何か危うい感じがする。
10話の放送だが今週は番外編を放送していた。
撮影が間に合わないとの理由だったがかなりの視聴率なのだろう。
仕事があるので録画した放送を見ている。
星5